幅広い民意を政策に反映する力

景気回復や少子高齢化対策、震災復興などの重要課題が、山積する中、政策を着実に遂行するためには、「政治の安定」が不可欠だ。

公明党の井上義久幹事長は「政治の安定」について、「議員数だけでなく、幅広い民意を政権運営に反映する力があって、初めて安定する」と強調している。

今回の参院選で自民、公明両党が勝利し、過半数の議席を占めるという「数の安定」が、政権運営に重要なことは言うまでもない。同時に、多様な国民の声を丹念に拾い上げて政策にまとめ上げ、生活者目線の政治を進めていくという「質の安定」もまた不可欠ではないか。

この点で、地域に根を張った地方議員と国会議員のネットワークを持つ公明党に求められる役割は極めて大きい。

山口那津男代表は、自公連立政権における公明党の存在意義の一つとして、現場の「小さな声」を政治に反映させていることを挙げ、「ネットワークを生かしたスピーディーな政策実現、フットワークの機敏さは公明党ならではだ」と強調している。

公明党の議員ネットワークの力は、熊本地震への対応でも随所で発揮されてきた。

例えば、復旧事業の国庫補助率を引き上げる「激甚災害」に、4月16日の本義からわずか9日後という異例の早さで指定されたのに続き、運転免許証などの行政手続きの期限が延長される「特定非常災害」、道路や橋の復旧事業を国が肩代わりする「非常災害」にも次々と指定された。いち早く復旧・復興への体制を整えることができたのは、地元の地方議員と国会議員の緊密な連携によるものだ。

こうした取り組みは、単なる「数の安定」だけでは難しいだろう。市区町村から国政レベルの課題に至るまで、現場のニーズを的確に捉え、住民に寄り添って考え、具体的な政策として練り上げる伝統や経験があってこそ、初めて実現できるものであり、他党では到底まねできない、公明党の真骨頂がここにある。

連立政権にあって公明党は、「政治の安定」の要役を担っていると言えよう。参院選で勝利することで、政策を実現する力をさらに強化していきたい。
2016年6月17日 公明新聞より掲載